FILANTE SLRは、エアロオールランダーとしては、2016年のCento10AIR以来のフルモデルチェンジを果たした次世代ハイエンドエアロロード。
ヒルクライムに優れた軽量エアロロード WILIER 0 SLRの開発により培われた技術の多くを採用し、WILIER 0 SLR同様、フレーム素材には、三菱ケミカル(65Tダイアリードカーボン)や東レを中心に日本企業3社の超高品質カーボンをブレンドし、軽量化と剛性強化を両立させた「HUS-MOD(ハスモッド)カーボン」を採用。 さらにカーボン成形時に編み込まれる「L.C.P.(液晶ポリマー)」により、耐衝撃性や振動吸収性を大幅に飛躍させ、またフレーム製法も従来のEPSプロセス製法から、フレーム内部をより滑らかに仕上げるためにアドバンスドVaBM-EPSプロセス製法にアップデートされ、より強靭で高品質なフレームに仕上がっています。 また、近年のレースバイクとしては、定番となったディスクブレーキ仕様、電動変速、エアロダイナミクス、ワイヤー類の完全内蔵化などをすべて備え、トッププロの要求に応える剛性を維持しつつも、前作のエアロロードモデル Cento10PROよりも、100g以上もの軽量化を実現しています。
走行時に自らが進むことで起こる正面からの風だけではなく、あらゆる角度から受ける自然風、それにより発生するヨー角をつけた風の空気抵抗を抑えるために、フレームの断面形状をこれまでの翼断面の後端部を直線的に切り落としたデザイン(カムテール)から、切り口部分の角に丸みのあるデザイン形状にブラッシュアップしています。また、フォーク形状はタイヤとのクリアランスを大きく開けることで空気抵抗を低減させ、さらにフロントフォークとリアシートステイの形状を同じプロファイルにすることで、前面投影面積を減らし、空気抵抗を削減し、平地での高速巡行性能を飛躍的に向上させています。
ステム一体型の「Z-BAR CARBON」採用。専用のカーボンシートポスト付属。 DURA-ACE DISC Di2 仕様完成車には、イタリアの老舗コンポーネントパーツブランド、MICHE(ミケ)がウィリエールとともに2年に及ぶ研究の末に開発したカーボンホイール「KLEOS RD 36(クレオス)」を装備。
イギリスの自転車総合情報メディア Road.CCが選ぶ「Bikes of The Year 2021/22」のパフォーマンス・ロードバイク部門のMoney No Object賞を受賞。
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